なんとなく、気づいてはいたんだよね。 みんなと一緒にいても知らない話が多くなった。 なんかどうも、私だけ知らないみたいだし。他のみんなだけ楽しそうな話。 限界かな? 結構早かったね。 ・・・・・・雪のあるところに行きたいなぁ。 誰もいないところ。 ひとりっきりでさ。なんにも考えなくていいの。誰に気を使わなくたっていいんだ。 きっとすごくくつろげるよ。安らかな気分になれるはず。 ちょっと、寒そうだけどね。 ううん、寒いほうがいいか。 すごくきれいだもん。 乱されることなんてないでしょ。 誰かの事想ったり、憎んだりしていやな気持ちになることもない。 平和だと思うよ。誰も受け入れなくてすむなら私のままでいられるもの。 言って、いいかな? 暖かい世界にいるあなたたちに。 仲良くしていくために同じ誰かを嫌いにならなきゃいけないなんて、ばっかみたい。 きもちわるいよ、どろどろしてて。 私にはそんなの熱すぎる。融けてなくなってしまいそうなの。 ああ、でも私も同じかな。 私は私と仲良くしていたいから、あなたたちから離れるんだ。 さよなら。 一緒にいた時間はほんとうに楽しかったよ。 サヨナラ。大好きだった。
Fin December 28, 2003 Hira
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